ピアノ調律にお伺いして行われる作業は、主に以下の3つがあります。
1. 調律:音程(ピッチ)を整えます
ピアノの弦は1本90Kgの力で引っ張られています。こんな強い力で引っ張られているので、弾いていないピアノでも次第に音が狂ってきます。使用頻度の高いものは半年に一回、通常でも一年に一回が目安となります。
移動したり環境が変わった時などは音の狂いが大きくなります。新しいピアノでは弦が馴染むまでに数年間はかなり音の狂いが目立ちます。
2. 整調:弾き心地(タッチ)を整えます
1つの鍵盤を押すと約60個の部品が一瞬のうちに動いて音が出ます。そのうちの一つでも調子が悪いと弾き心地が悪くなったり、鍵盤が動かなくなってしまうこともあります。
木の部品が多く使われているピアノは、その年の気候や温度変化で内部に湿気が溜まって動きが鈍くなったり、最近では過乾燥によるガタつきなどの症状がみられます。
ピアノ調律の作業では音程を合わせるだけではなく、弾き心地を良い状態に戻します。
3. お手入れ:内部清掃・外装磨き
ピアノの中にホコリ・虫、など様々なものが入ってしまいます、温度・湿度の変化の影響でカビなども発生します。ご家庭で掃除をするのは難しい部分も外装を外して磨くことでキレイになります、ピアノの中の掃除は調律師にお任せください、調律時に内部まで掃除機をかけてリフレッシュ・除湿できます。